元CIA職員「スノーデン」と英ガーディアン誌による
例の暴露過程のドキュメンタリー。
ワイドショー的内容かと思いきや、
きちんとリアリティが伝わってきて面白いしスリリングだ。
気分はジャックバウアー。
ちょっぴり優秀なSEでしかなさそうなスノーデンの様子から伝わってくるのは
国家の力に対する恐怖。
自主規制する(らしい)国、日本では、永らく忘れさせられていた感覚だ。
ちなみに、タイトルの由来は
スノーデンが監督にコンタクトを取ってきたときの暗号名だそうです。
☆見る前に知っていると幸せ?
インフラ技術者の私から簡単な技術用語解説
・SSLキー
暗号化通信の復号の為に必要なパスワード
本編では、スノーデンも利用していたセキュアなメールサービス「Lavabit」が
米政府から提出を求められていた。
※「Lavabit」が日本語字幕では訳されてなかったけど、訳しておいてほしいよね。
・暗号って、どういう仕組みなの?
詳しくは数学勉強してない私にはよくわからない。
ただ、大まかなところは簡単。
AからBに「43」というデータを送りたいとします。
他に知られないために、AもBも、相手に送るデータに
あらかじめ決めておいた値「152」をかけるようにしておきます。
すると、Aは「43*152=6536」をBに送ればいいというわけです。
もしもBがAに「9728」を送ったら?
それは「9728/152=64」を送ったというわけですね。
この実際の「43」「64」という通信内容を
他人が「152」というパスワードを知らずに導き出すのは難しいはずだと
こういう考えに基づいて暗号化通信は成立しています。
数学的には「P!=NP予想」に根拠を置いた方法。
だから、もしも「P=NP」だったりしたら、みんながびっくりすることになります。
無理やりカートゥーンにからめると
Citizenfour Trailer